Sun StorEdge Remote Response (SSRR) プロバイダは、モデム技術と共に UNIX-to-UNIX Communication Protocol (UUCP) を使用します。
顧客のデータホスト上に SSRR ソフトウェアが必要です。
SSRR プロバイダを使用する対象となるのは、リモート サポート サービス契約を結んでいて、モデム電話ホーム機能を使用するための電話回線を用意している顧客です。
イベントを記録する Storage Automated Diagnostic Environment は、Storage Service Processor 上に常駐します。
Storage Automated Diagnostic Environment がイベントを識別すると、以下の手順で処理が行われます。
- データが定義済みの許容範囲に収まっていない場合、Storage Automated Diagnostic Environment はイベントをログに記録し、電子メールまたはポケットベルによって Sun のエンジニアに警告を発します。
- ファイアウォールの外側にいる Sun のエンジニアは、SSRR サーバーにアクセスしてスクリプトを実行します。
スクリプトは、顧客のモデムに電話をかけて、クライアント Network Terminal Concentrator (NTC) および Storage Service Processor へのログインとパスワードを入力します。
- スクリプトは、顧客の Storage Service Processor と SSRR サーバーとの間に安全なポイントツーポイントプロトコル (PPP) 接続のネゴシエーションを行い、Sun のエンジニアを自動的に顧客の Storage Service Processor にログオンさせます。
- Sun のエンジニアは、SAN コンポーネントにアクセスして、リモートで診断を行い、いくつかの保守ルーチンを実行できます。
注:
Storage Automated Diagnostic Environment> が手動または cron によって実行されたときに、SSRR プロバイダは選択されていても SSRR ソフトウェアがインストールされていないか適切に設定されていない場合は、次のエラー メッセージが表示されます。
***ERR: アクセス権ファイル内でマシン名が見つかりません。
SSRR プロバイダを設定するには、必要なフィールドに情報を入力します。
- [アクティブ] チェックボックスを有効にします。
- [プロキシを使用] を選択するか、解除します。 プロキシは、モデムがセットアップされていない場合に使用することができます。
関連項目: